8月が終わる。
「本屋と活版印刷所の屋根裏」が出来てからはや2ヶ月。
あっというまに一日が過ぎ、一週間が過ぎ、1ヶ月が過ぎ、2ケ月が過ぎ。
『中身の無い店』
これは店主がとある書類に書いたお店の内容です。
んなことあるか、と思う。
思うけど、わかる、とも思う。
今現在の「本屋と活版印刷所の屋根裏」では、古本、ジャンルによっては新刊本、
そして水出しアイスコーヒーとおかわりつきのホットコーヒーが売り物となります。
しかし古本屋というには本が少なすぎる。
アイスコーヒーもホットコーヒーもたくさんのお客様から安すぎると言われる。
でも…こだわっているわけではないから…(もちろん美味しくないコーヒーは出していない、つもり)
店主の作品は今せっせと作っています。
さて、
世の中は
ただ話す
ただ聴く
っていうことが少なくなってしまったと思っている。
ただ話す、ただ聴く、ってことが無駄だと思われているんじゃないかとさえ思う。
会話はスムーズな応酬、即座なレスポンス、そしてカタルシスが求められている。
んなことあるか、と思う。
それで、
ただ話す
ただ聴く
っていうことができる空間を、置いときたいと思った。
ただ話してもいいしただ聴いててもいいし
何か言ってもいいし言わなくてもいいし
それは店主や私がいつも話すとか聴くってわけじゃないし
それでもいいしそうじゃなくてもいいし
置いてある本を読んでもいいし読まなくてもいいし
コーヒー飲んでもいいし飲まなくてもいいし
でもギャラリーとして展示をしているときには是非観てほしいけれど。
それからイベントをするときにちょっと興味ひかれたら是非来てほしいけれど。
猫はいたりいなかったりする。
なにかの関係が出来るような空間。
人と人の関係や、人と場所との関係が出来るような空間。
何を売るお店なのかってことの答えにはなっていないような気がします。
もう少し考えてみます。